おススメ百合マンガ ~2020年 1月~4月編~
あけましておめでとうございます。ゆりぼうです。
百合が好きなのでゆりぼうです。
この記事の書き始めが1月7日ですのであけましておめでとうございますという挨拶を使わせてもらっています。
この挨拶が違和感なく記事を投稿できるかどうかはこれからの私の手腕にかかっています。
前置きが長くなってしまうのは私の悪い癖ですので早速本題に入らせていただきます。
2020年も様々百合作品が散見された年となりました。
ちょっと前からすると考えられないくらい供給が増えましたね。良い時代になったと思います。
このブログでは数回に分けて、2020年に1巻が刊行された漫画でおススメの作品を紹介していこうと思います(もちろんすべて紹介することも出来なければ全てを網羅しているわけでもないのでここで紹介している以外にも面白い作品はたくさんありますのでそこら辺ご了承ください)
5月~8月編→ おススメ百合マンガ ~2020年 5月~8月編~ - これから「百合」の話をしよう
9月~12月編→おススメ百合マンガ ~2020年 9月~12月編~ - これから「百合」の話をしよう
2020年1月~4月
マイ・ブロークン・マリコ/平庫ワカ
【あらすじ】
あたしは骨になったマリコと、最初で最後の旅に出た。
【あらすじ】
クソみたいな町で、私たちの“秘密”は決して誰にも知られてはいけない。
「水」と「茶」くらいしか取り柄のない小さな町は、一大産業である茶園側と、
茶園による水質汚染を主張する“そうでない側”とに分かれて対立を増している。
父親が“そうでない側”の先頭に立つ水野と、茶園のひとり娘で同級生から酷い虐めに遭う茶山。
声をかけあうことすら許されないふたりは、人知れず逢瀬を重ねている……。
〇現代版ロミオとジュリエット。田舎の閉塞感や生きづらさ、2人の生きざまが上下巻の2冊にこれでもかというくらい凝縮されています。まさしく「水野と茶山」というタイトルがふさわしい。
個人的にこの本の表紙の紙質が好きなので是非電子版ではなく紙で手に入れてほしい一冊です。
欠けた月とドーナッツ/雨水汐
【あらすじ】
オシャレをして、メイクをして、恋をする……
そんな「普通」の女性に憧れるOL、宇野ひな子。
しかし、彼女は男性とつき合うという「普通」の恋愛に、
自信のなさから一歩を踏み出せずにいた。
恋愛に踏み込む恐れと、独りでいることへの不安の間で
板挟みになり、夜道であてもなく助けを求めるひな子。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、
たまたま通りがかった同じ会社のお堅い先輩、
佐藤あさひだった……
〇社会人百合が好きな人類全員読んでほしい。とても繊細でやさしく、ゆっくりと進んでいく作品。王道がゆえに面白いですし、逆に言えば王道でここまで面白いのも凄い。
あと個人的な話ですが雨水汐先生の絵のタッチが個人的に好きです。
上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花/塀
【あらすじ】
二十歳の大学生・上伊那ぼたんは酔うと少し大胆になってドキッとする一言を…? これが令和の"読むアルコール"。 上伊那ぼたんに酔いしれましょ。
〇飲酒をする女と女、みんな好きだよなぁ!となる作品。もちろん私も例外なく飲酒をする女と女が好き。独特のテンポ感と間の持たせ方が非常に秀逸。お酒だけではなくタバコも舞台装置として出てくるところが個人的にGood。
すいとーと!/沖野ゆい
【あらすじ】
華の女子大生ライフを送る百瀬もも。ある日、ニンニクたっぷりのラーメンに夢中になっているところを後輩の清水ゆずに目撃されて、2人で食事に行くことに…。いざ、秘密の花園へ…♪ 女子大生コンビが往く博多グルメ探訪開幕(スタート)!
〇ご飯を一緒に食べる女と女は(以下略)。私がバーチャル九州の人間なので博多のご飯屋さんを舞台にしているので読んでいて親近感がわいてくる作品。ご飯屋さん紹介マンガか~と思ってたら1話の最後でぶん殴られるのでとりあえず1話だけでもいいから読んでほしいです。
不思議なゆうなぎ/大庭直仁
【あらすじ】
不思議なことに出会うと目から星が出る少女・なぎと、彼女を大切に想う少女・ゆう。
新しいめがねを買ったゆう。かけてみると、なんとびっくり、なぎの服が透けて見えた! 他のクラスメイトは変わらないのに、なぎだけが裸に見える“不思議なめがね”。いけないと分かっているのに、綺麗な裸が気になって、なぎに内緒で何度もめがねを通して眺めてしまい――。
かわいい不思議に翻弄される少女ふたりの友情物語!
〇2人の少女の間に起こる少しだけ不思議なSF要素が非常に心地よい作品。ゆったりした独特の雰囲気と絵柄だが1話からお互いの服が透けて見えてしまうというかなり勢いのある作品。この作品でしか出せない独特の雰囲気というものがあり、この雰囲気は文章で伝わるものでもないので是非読んで不思議なゆうなぎを体感してほしい。
SQ 君の名前から始まる/壇九
【あらすじ】
総天然色な少女たちの純愛物語。
活発な女子高生・孫景(スンジン)は、通学途中で見かけた隣校の美少女・秋瞳(チウトン)に一目ぼれ。何とか仲良くなろうと、ぎこちないながらもアプローチしてみるが…。
〇とにかく可愛い孫景と秋瞳。本当に可愛い。2人が好きになっていく過程というのが分かりやすく見ていてニヤニヤしてしまうような作品。
この2人以外のキャラクターも個性的なキャラクターが多く読んでてニヤッとしてしまうシーンが多々ある。表紙の左のイケてる子が右の子をたらしこめるのかな~と思っていたら顔を赤らめるシーンが多いのは右の子だったりする。とにかく絵が上手いし漫画を描くのが上手い。どこで引きにしてどこで寄りのコマにすれば一番伝わるのかを熟知されている。
「私は毎日毎日彼女のことを好きになっていく」
2020年の私のベスト百合漫画の1冊
性教育120%/【原作】田滝ききき【作画】ほとむら
【あらすじ】
現代の性教育に疑問を持つ保健体育教師・辻先生は、赴任先の女子高で彼女もち女子、BL好き女子、ただの猫好き女子などを相手に、大胆な性教育を試みる――!!
「女の子同士の安全なセックスって?」「前向きなオナニー?」「フクロモモンガに膣が3つあるのはどうして?」
下ネタ以上、マジメ未満。セックスエデュケーションコメディ。
異端の女教師とJKによる、とにかく明るい性教育が始まるよ!
〇性教育の重要性が割としっかりと学べる非常に良い漫画。私は無知だったので女性器や肛門を舐めるときに使うシートがあるというのをこの漫画で知りました。百合漫画としてはどうなのか?と気になる方もいるかと思われますが表紙の左側2人、1話の時点で付き合ってるところからスタートしています。
シメジシミュレーション/つくみず
【あらすじ】
押入れ生活をやめて学校に行ってみた。
『少女終末旅行』のつくみずが描く、詩的でシュールなほのぼの日常4コマ!
〇引きこもりが出てきたと思ったら14ページ目では彼女が出来てる。つくみず先生から生み出される絵柄や世界観が好きな人は絶対に読んでほしい作品。
4コマと書いてあるが実際には4コマ漫画の枠を突き抜けたページのいたるところに書き込みがあったりと様々な工夫がされておりダレることなく読み続けられることが出来る漫画、かなり凄い。
この愛を終わらせてくれないか/筒井いつき
【あらすじ】
目立たない高校生活を送る八河柚には秘密がある。それは女優として活躍する同級生・速水瞬の熱狂的なファンであること。瞬を自身の神様と崇める柚は、同じクラスにいられるだけで幸せだった。それだけでよかったはずなのに‥‥。
「あの子のそばにいたい」それだけの気持ちが、どうしてだろう、満たされるほどに渇いていく。少女が抱えるこの気持ちは恋? それとも‥‥。
歪で純粋なラブストーリーの幕が今、上がる。
〇The 筒井いつき といった内容になっています。それぞれの少女たちが抱えている想いとわたしたち読者との認識のズレが心地よい気持ち悪さを生んでいるがこれこそが”愛”なのかもしれない。読んでるこちら側がこんなにハラハラすることある?ってくらい読んでいるときに動機が激しくなってしまう漫画。
全4巻で既に完結している作品なので手の出しやすさはあるかもしれないです。
雑な生活/中憲人
【あらすじ】
ふたりならどんな生活もそこそこ楽しい。
生活が雑でぐうたらなゆう子(会社員)と生活が雑ではないしっかり者の佐々木(看護師)はなぜか仲良し。
そんなふたりがくっついたり喧嘩したりなんかわちゃわちゃする365日。
〇登場人物がゆう子と佐々木の2人しか出てこず、またシーンのほとんどが室内でダラダラと雑談をするという日常系作品の真髄とも呼べる作品。特に何かがあるわけでもなくただそこで2人が生活をしているだけ。
対照的な2人がお互いのことを支えあっているという構図、オタクの大好物。
こちらもまた2020年の私のベスト百合漫画の1冊
ロンリーガールに逆らえない/樫風
【あらすじ】
桜井彩花は文武両道な優等生。
しかし、本番に弱いせいで高校受験に失敗、滑り止めの学校に行くことに。
大学受験こそ失敗できないと悩む彩花は、
担任の江川先生と「不登校の生徒を説得できたら、
好きな進学先を推薦してもらう」という秘密の約束をする。
…のだが、肝心の説得相手である本田空にその約束がバレてしまう。
空は「毎日一つお願いを聞いてくれたら、
黙って学校に来てあげる」と言い、
突然彩花にキスをして…。
うかつな委員長とアンニュイ問題児、
二人の秘密な青春ラブコメディ!
〇優等生が不登校の生徒に言いくるめられて真面目がゆえに従っちゃうやついつになっても好きなんだな………という気持ちを思い出させてくれる作品。最初はお願いと称してキスをしていたのですが…………(この先は有料コンテンツとなっております)
いま百合姫連載の中でもかなり熱い展開となっている当作品、今からでも間に合うので追いついて一緒に楽しみましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
当初1つの記事にまとめようと思っていたのですがあれも良かったな~これも良かったな~とピックアップしていたら4月までの時点でかなりの数になってしまいましたので数回に分けることにしました。
こうやって見返すと昨年の1月はマイ・ブロークン・マリコや水野と茶山などから始まっていたのですね。なかなかにパンチの効いた年明けです。
この中での私の特にお気に入りは
『雑な生活』『SQ 君の名前から始まる』
になります。
基本的に登場人物が少ない作品を好きになる傾向があったり二人だけの空気感や世界があるものが好きなんだと思います。
読み返しながらまとめているので続きがいつになるかは未定ですがなるべく早めに続きを書きたいと思います。
ゆりぼうでした。
5月~8月編へ続く
※あらすじは全て公式より引用させていただいております